昨晩は仙台市内での花火大会だったようですし、今日から七夕祭りが開催となります。気温も加速度的に上昇しているようです。賑わいに向かう一方で、8月6日と言えば忘れてはいけない日でもあります。1945(昭和20)年8月6日8時15分、広島市内に原子爆弾が投下された日です。歴史は勝者によってつくられると言いますが、いわゆる戦前と戦後では日本の文化そのものが大きく変わったと言えると思います。
文化とは、歴史・言語・敬意によってつくられます。歴史はアイデンティティの源であり、言語は思考の源、敬意は秩序の源です。この3つがあることで共通の価値観が育まれていきます。そのため、植民地政策の際には、この共通の価値観も別なものへと変えていくこと、軍事力とは別に作り変えていくことが常套手段になります。戦後の日本が辿ってきた道筋を振り返っても確かにこの3つに注目してみても、短期間で推進されたもの、長期間に渡って取り組まれてきたもの、様々ありますが、失ってはいけないものを失っているような気もします。
歴史に「if」、「もしも」ということを適用することはナンセンスですが、もしも戦争が起きなかったら、もしも原爆が落とされなかったら、と考えてしまいます。ただ、今の時代、勝者によってつくられてきた歴史を検証し直す時代にもなってきていますので、失ってはいけないものを失わないための絶好のチャンスが訪れているとも感じますし、自分自身が学び、見極めていくことの重要性を感じます。
とは言え、過去を変えることはできませんし、時間はドンドン進んでいくばかり。そのなかで、今を生きる私たちにできることは何かと考えると、次代を生きる方々に未来への希望を手渡すことぐらいしかできません。未来への希望、「あーなりたい」「こんなことがしたい」「なれるかもしれない」そんな思いが「希望の種」となり、やがて大輪の花を咲かせてくれるように思いますので、そのことを胸に、前に進んでいきます。